2005-01-01から1年間の記事一覧

 プロスポーツの将来(1)

北の湖が好きだった。 力の塊のような北の湖の相撲が大好きだった。 私が大相撲への興味を失くし始めたのは、その北の湖が土俵を去り、千代の富士が全盛の頃だった。千代の富士の相撲も力強さに溢れてはいたが、アンコ型とは明らかに異質な、その隆々とした…

 生きるための知恵

しばらくぶりで、ブログに向かっている。 休んでいる間、あれも書こう、これも書こうと思いついたものはたくさんあったのだが、殆んど忘れてしまった。いい加減なものだ。 今回の休載は、本業が多忙になったこととPCの不調が主な理由だったわけだが、振り返…

 しばらく更新を休みます

本業の都合とパソコンの不調のためしばらく更新できません。できるだけ早く再開したいとは考えておりますので,今後ともよろしくお願い申し上げます。

 いかに生きるか、いかに死ぬか

肉体の衰弱とともに、人は食餌が摂れなくなる。 物を噛んだり飲み込んだりする力が弱くなってしまう場合もあれば、身体が衰弱するにつれて食欲がなくなってしまう場合もある。 その結果、脱水症(必要十分なだけ水分を摂れないことが原因で、身体に水分が不…

 小泉首相靖国参拝をめぐって感じた憤り

小泉首相が靖国神社に参拝した。靖国参拝については 8.15、8.18のエントリーで私見を述べたので繰り返すつもりはない(因みに私は参拝反対。)何に憤っているかというと、参拝に反対しているという人たちの中に、なんとも情けない理由で反対している人たちが…

 こんな夢を見た

物理的に時間が取れなくて、更新が滞っています。 困ったときの閑話です。 こんな夢を見たことがある。 私は新人歌手だ。 薄暗い部屋の中で、古ぼけたしょぼいソファーに座っている。どうも私の所属するプロダクションの応接室のようだ。 そこへ前のイエロー…

 プロ野球ファンのフィールド オブ ドリームズ (2)

今季は機会ある毎にできるだけ球場に出かけてプロ野球を観ることにした。 野球狂であることはもちろん、こんな私でもプロ野球の危機にいくらかでも貢献できれば……という思いもあったからだ。 プロ野球ファンの息子と二人で出掛けたこともあれば、妻や娘を含…

 プロ野球ファンのフィールド オブ ドリームズ (1)

今は昔、巨人・大鵬・卵焼きと云われた時代があった。 時は移り今、日本で一番人気のある球団は阪神タイガースである。 最近3年間で2003年、2005年と2回の優勝を果たし、今でこそセリーグきっての強豪チームとなった阪神だが、1985年日本一となって以来1987…

 野球は知らない?が、商売はさすがだね

阪神を例に今後のプロ球団の目指す方向を考えようと思ったのだが、その前に東北楽天の黒字についてちょっとだけ触れたい。 楽天は県営宮城球場(現フルキャストスタジアム宮城)をホームに決めた際、球場改修費を負担する代わりに球場および球場敷地内の管理…

 明日のために

田尾監督解任の経緯、理由などについて楽天から正式のコメントがなされたかどうかは知らないが、私なりに楽天の言い分を考えてみた。 今回の楽天のケースは、おそらく成績不振の責任を問われてのことではないだろう。 イーグルスの選手には失礼な言い方だが…

 田尾監督解任に思う

東北楽天ゴールデンイーグルスの田尾安志監督が解任された。 開幕当初からの三木谷オーナーの動きから、これは十分予想されることではあったとはいえ、イーグルスファンの8割以上、ひょっとすると9割近くが田尾続投を支持している現状を考えると経営的には明…

 障害者自立支援法案のその後

小泉自民党の圧勝で終わった前の衆院選。 郵政民営化法案をはじめ、前国会で成立しなかったいくつもの法案が再提出され可決されていくことだろう。 「これこれの案件は国民にとってぜひ必要なことだ」「私は全力でこの案件を実現する」と巧みにアピールする…

 自立と壁

毎週楽しみに観ていた女王の教室|日本テレビが終わってしまった。 観ておられなかった方のために簡単に説明すると…… 天海祐希演じる女性教師が、受け持ったクラスの小学生を「これでもか」とひたすら苛め抜く話なのだが、面白いことに苛めに耐え抜いて一人…

 民主党新代表に思う

民主党の新代表に前原誠司氏が決まった。 まだまだ、民主党も棄てたもんじゃない。 前原氏が菅直人氏よりも優れた人物かどうかは全く分からない。全くの未知数だろう。 しかし、先のブログにも書いたが、これまでの菅氏の言動や実績を顧みれば自ずと限界が読…

 民主党代表選について

先の衆院選で歴史的大敗を喫した民主党の元気のなさが心配だった。 議席数の大幅減による弱体化に加え、岡田代表の任期から考えると来年9月までの継ぎのような党代表であることに、党内の中堅と呼ばれる勢力は、みな二の足を踏んでいるように見えた。 これま…

 最古の記憶

皆さんが覚えている一番古い思い出は何でしょう。 いま覚えている事で、最も過去に経験した出来事に関する記憶を尋ねてみると、大部分の人が「自分にとって嫌な思い」をした出来事を挙げると何かの本で読んだことがあります(生憎、本の題名が思い出せません…

久しぶりだね

ブログを書く時間がなかったり、時間があるときには他のことがしたかったりで、なかなか更新出来ずに放り出していました。 そんなこんなで、まず、軽めの話題をひとつ……

 戦争への想い

ブログに書き留めたい思いはいろいろあるのだが、せっかく戦争について語りだしたものだから、中身がないことも承知の上でもう少し語りたい。 「浅薄だ」とか、「何も分かっていないのに知った風なことを」とか、いろいろとご批判もあろうかとは思うが、いま…

 戦犯とは

戦犯裁判というものに対する批判は以前よりある。 罪を決定する法的基準が曖昧だ。 弁護人をきちんと立てていない。 証拠の検証が曖昧だ。 裁判を実施する国によって、あるいは裁判官によって刑罰の軽重がまちまち等々 何よりも、敗戦国にのみ戦犯がいて、戦…

 戦犯合祀について

戦犯であろうとなかろうと、日本のことを思い、戦い、そして亡くなられていった人々に手を合わすことのどこが悪いのだろう。 靖国の問題は、本来は戦犯の合祀云々ということではない筈だが、中国や韓国の抗議によって論点がずれている様な気がしてならない(…

 靖国参拝再考

靖国問題は要するに思想の問題なのだろう。 靖国神社は「日本(天皇)のために戦ってくれ」という国家の願いに応え、命を投げ出して戦った人々を称える施設であり、先の世界大戦では日本人を戦いに向かわすのに一役買った施設なのだと思う。 そこには、戦争…

 靖国参拝について

靖国神社に関しては十分な知識を持ち合わせてもいないが、その抱える問題について自分の考えを持つことは日本人として一つの責任であるように思われる。 自分のスタンスを表明せずしてこの問題を論じるのは卑怯と考えるので、まず私の立場を明らかにし、その…

 イチローの真実

7月31日の対レンジャース戦で2本塁打を放ってから、イチローの周囲がまた騒がしくなって来ている。 「イチローはホームラン打者を目指しているのか?」 今季のイチローのバッティングを見ていると、なるほど正鵠を射ていると思う。 イチローのバッティングは…

 死を迎えるとき

義姉のお母様が亡くなられたので、通夜に出かけて来た。 七月の陽射しは夕方になってもまだ眩く、クマゼミの声も今日は暑苦しく耳障りだ。 空気がぬるま湯のように体に纏わりつき、礼服の裏地に汗をかいた太腿や腕がへばりつく。 ホームのベンチで電車を待つ…

 障害者自立支援法案に思うこと

先日、小堀隆司氏の『ノンフィクションな日々』というブログを読んで障害者自立支援法案について考えさせられた。 自立支援という美名とは裏腹に、支出をカットすることを主な目的とした法案には、以前より違和感を感じてはいたが、皮肉なことに、そもそも「…

 新たな速球伝説へ

先日のフレッシュオールスターでは、これからのプロ野球を担う新人投手たちの活躍が光った。 その中でも、ストレートで勝負できるダルビッシュ有、一場靖弘、涌井秀章の三人の投手について私見を述べたい。 ダルビッシュ有は高校出身の割に意外にそつなくま…

 魅せるストレート

山口高志が表舞台から姿を消した頃、プロ野球にスピードガンが導入された。 スピードガンは、それまでとかく議論の的となっていた「誰が一番速い球を投げるのか」という命題に明快な答えを出した。 それとともに、多くのプロ野球ファンは「何キロの球を投げ…

 心に残る剛速球投手

クルーンの161kは速かった。しかも、クイックで……。 初めてプロ野球を観た日、私の心の速球王はまだ一度も見たこともない金田正一だった(古っ! 忘れもしない、巨人−サンケイの開幕戦(またまた古っ! その日、私は「どんな凄い球が見られるのだろう」と、T…

 善意の人々

ライブ・エイドは、TVで観ただけだったが忘れられないいいライブだった。 エルトン・ジョンの存在感、マドンナの華やかさ、STINGとフィル・コリンズの清冽さ、ミック・ジャガーとティナ・タナーの熱狂…… LIVE 8はライブ・エイドの興奮をもう一度ということを…

 自立のために

フェアトレードと言えば本来公正な価格での取引を意味する言葉であるが、サブサハラアフリカ諸国との貿易においては、農産物や民芸品などの特産品を公正な価格で取引することを意味しているようである。 NGOやNPOを通じて、市場に運ぶことが困難な奥地や商取…