こんな夢を見た


物理的に時間が取れなくて、更新が滞っています。
困ったときの閑話です。


こんな夢を見たことがある


私は新人歌手だ。
薄暗い部屋の中で、古ぼけたしょぼいソファーに座っている。どうも私の所属するプロダクションの応接室のようだ。
そこへ前のイエローキャブ野田社長が入ってきた。ここのプロダクションの社長らしい。
「おいおい、俺は巨乳じゃないぞ……」
思わず引いてしまった私に社長は言った。
「これを着ろ。」
真っ赤なラメの、今どきダンディ坂野しか着ないようなジャケットだ。
私は嬉々としてそれを着た。
「似合うじゃないか。」
褒められた私はさらに嬉しそうだ(とほほ……)
「うーん、これじゃ売れねぇなぁ……。そうだ、これを抱いて歌え。」
野田社長から渡されたのは、小さな生きたゴリラだ。


ご、ごりら……


とにかく、ゴリラを抱いて私はデビューした。
不思議なことに、面白いように私は売れた。売れて売れて、いろんなところに引っ張りだこだ。
そして、売れれば売れるほど私の抱えたゴリラはどんどん大きくなっていく。


重たい……


「社、社長、重たくてもう歌えません……」
泣きを入れる私を無視して社長は手にした札束を嬉しそうに数えている。
そうしているうちにも、歌っている私の抱えたゴリラはさらにどんどん重くなっていく。


「だ、だめだ〜!!」


叫びながら目が覚めた。
娘の両脚が私の胸の上に乗っかっていた。