小泉首相靖国参拝をめぐって感じた憤り


小泉首相靖国神社に参拝した。靖国参拝については 8.158.18のエントリーで私見を述べたので繰り返すつもりはない(因みに私は参拝反対。)何に憤っているかというと、参拝に反対しているという人たちの中に、なんとも情けない理由で反対している人たちがいるのを街頭インタビューで耳にしたからだ。


「中国や韓国の人が反対しているから。その人たちと仲良くしたいのに……。」
他国の人と仲良くすることは大切なことである。でも、そういうあなた自身は靖国参拝についてどう考えているのだ、自分の考えを言えよ、と思わず言いたくなった。
中国や韓国の人たちが参拝に反対するのはそれなりに理由があるからで、小泉首相も自分自身の信条に基づいて参拝している。前のような談話を残す人たちは、靖国参拝に賛成する人たちの意見も、反対する人たちの意見も本当に理解しようとはしていないのだろう。
少なくとも、私の聞いた限りでは参拝賛成の人たちのほうがしっかりと自分の主張をしていたように感じた。


「君とこのお父さん、ピンクのスーツ着て仕事に行って、ちょっとおかしいんとちゃうか。うちとこの家族みんな言うとるで。」
「学校でうちの父さんおかしいんとちゃうか、言われたで。友達なくしとうないから、ピンクのスーツ着るのやめてくれんか。」


なんとも情けない


「父さん、何でピンクのスーツ着るんや?」とか
「父さんは、ピンクが好きやからピンクのスーツを着るんや。」とか
「ピンクのスーツは父さんに似合わへんから、やめといた方がええんちゃうか。」とか
まず、自分の家の中で話し合おうよ(変な関西弁ですみません。)


靖国参拝は、まず国内の問題だ。
日本人としてのスタンス、立ち位置のないところにアジアとの交渉も交流も生まれることはないと思う。